経平均は4日続落、利益確定売りで一時1カ月ぶり1万5600円割れ

前場の東京株式市場で日経平均は4日続落となった。前日の米国株市場は小幅に高安まちまちとなる中で、ドル/円JPY=EBSが一時108.01円まで下落したことなどが意識され、朝方から売りが先行。一時9月2日以来、約1カ月ぶりに1万5600円を割り込んだ。

日中はドルが108円後半まで強含んだことなどで一部で買い戻しの動きもみられたものの、全体的に押し目買いの機運は乏しく、軟調な地合いが継続した。

前日の米国株市場は、欧州株の大幅下落が嫌気され、売り優勢で始まったものの、エネルギー株の反発や小型株の押し目 買いで引けにかけて持ち直した。円安基調に一服感がみられる中で、前日に大きく下げた日経平均は、寄り付きは安く始まった。もっとも朝方からドル高/円安 基調が強まったほか、2日に9月の国内ユニクロ既存店売上高が前年比19 .7%増加したと発表したファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)が反発。これらを支援材料に、プラス圏に浮上する場面もあった。

ただ今晩には9月米雇用統計発表を控え、買い手控えムードが広がったこともあり、その後は利益確定売りに押され軟調 な地合いが継続した。市場からは「これまでの株高・円安の修正の動きが続いている。いったん天井を打ったということで、持ち高整理の動きが出ている。足元 では米国株のボラティリティも高まっているほか、米雇用統計も控えており、外部環境が落ち着くまで慌てて買う必要はないとのムードも広がっている」(ばん せい証券ストラテジストの廣重勝彦氏)との声が出ている。

個別銘柄ではシップヘルスケアホールディングス(3360.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅安。2日、公募増資などで最大286億円を調達すると発表しことで1株利益の希薄化や需給悪化などが懸念され、売りが広がった。半面、 シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅反発。2日に発表した2014年8月中間期連結業績予想の上方修正が材料視された。

 

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企業向けサービス価格、8月は3・5%上昇

日銀が25日発表した8月の企業向けサービス価格指数(速報値、平成22年平均=100)は102・3と前年同月比3・5%上昇し、14カ月連続で 前年実績を上回った。国内需給の引き締まりや円安がサービス価格の緩やかな上昇につながった。日銀は「サービス部門の支出の明るさが続いている」(調査統 計局)とみる。

同指数は金融や運輸、情報通信など企業間で取引されるサービスの価格水準を示す。消費税増税の影響を除く指数の上昇率は0・8%と14カ月連続でプラスだった。

品目別では航空旅客輸送が国内、国際ともにプラスに転じた。航空各社が観光需要の旺盛さから繁忙期の高い価格帯の運賃の期間を延ばすなど強気な価格設定が影響した。外航貨物輸送の伸び率も円安の影響で大幅に上昇。事務所賃貸は東京圏での増額の賃料改定によって伸びた。

調査対象147品目のうち上昇したのは82、下落は35品目で、上昇と下落品目の差は平成22年が基準になった以降で最も多かった。

 

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