韓国第4四半期GDPは6年ぶりの低い伸び、追加緩和観測高まる

韓国銀行(中央銀行)が23日発表した2014年第4・四半期国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.4%増(季節調整済み)と第3・四半期の半分以下の伸びにとどまった。

建設支出が過去20年近くで最も大幅となる落ち込みを記録。GDP伸び率は6年ぶりの低水準にとどまり、追加利下げ観測が高まった。

アナリストは、国内経済と世界経済の先行き不透明感を受けて韓国中銀は近く追加利下げを余儀なくされるとの見方を示している。

未来アセット証券のエコノミスト、Park Hee-chan氏は「当初1月か2月とみていたが、今は3月から5月の間に1回の利下げがあると予想する」と語った。

前期比のGDP伸び率は、ロイター調査によるエコノミスト16人の予想中央値と一致した。第3・四半期は0.9%増だった。

建設投資が前期比9.2%減少し、1998年第1・四半期以来の大幅な落ち込みを記録した。税収が振るわず、政府が建設事業への投資を削減したことが背景。

GDPは前年比では2.7%増加した。第3・四半期は3.2%増、ロイター調査による市場予想は2.8%増だった。

韓国中銀は先週、GDPの伸びは今年、エネルギーコストの低下や堅調な雇用に支援されて加速するとの見通しを示した。

李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は22日、記者団に対し、「2015年のGDP伸び率予想を3.4%に引き下げたが、韓国経済に対し悲観的になっているということではない」と述べた。

債券市場では1年物国債利回り が、政策金利の7日物レポ金利 を下回る水準で推移しており、依然として早期の追加利下げについて高い確率が織り込まれている。

アナリストは、主要市場の輸出需要が低迷するなか、中銀は経済成長率予想をさらに引き下げる可能性があり、追加利下げにつながるとみている。

 

NY外為市場=ユーロ一時1週間ぶり高値、ECB緩和規模の報道で

21日のニューヨーク外為市場では、欧州中銀(ECB)の量的緩和 策の規模に関する報道が伝わり、ユーロが対ドルで一時約1週間ぶりの高値をつけた。ECBは3月から月額500億ユーロ(580億ドル)相当の債券購入買 い入れ案を示したと、ユーロ圏関係者の話として報道された。

ユーロは当初売り持ちポジションの素早い買い戻しで上昇。その後22日のECB理事会開催を前に、上昇分を打ち消して急速に元の水準に戻った。

ユーロ/ドルEUR=は1.1680ドルに反発後、終盤は0.19%高の1.15725ドルで取引されている。

ユーロの乱高下についてマッコリー(ニューヨーク)の世界金利・通貨部門ストラテジストのティエリ・アルバート・ウィズマン氏は「きょうの動きはすべてテクニカル的なものだ」とみている。

ドルは対円では一時1%強下落。日銀は21日の政策決定会合で2015年の物価上昇率見通しを引き下げる一方、追加緩和には踏み切らかなった。ドル/円JPY=は117.18円の安値をつけた後、終盤の取引では0.72%安の117.935円となっている。

その他通貨では、カナダドルが下落。カナダ銀行(中銀、BOC)が予想に反し政策金利を0.25%引き下げたことが売り材料となった。米ドル/カナダドルは一時1.2420カナダドルまで急上昇した。

また、先週スイス国立銀行(中銀、SNB)がスイスフランの対ユーロの上限を撤廃した後、市場が均衡点の模索を続けるなか、ドル/スイスフランは約1週間ぶりの安値となる0.85015スイスフランをつけた。終盤は1.43%安の0.86302スイスフラン。

 

初心者の株式投資